
2日午後1時、岩手県大槌町で発生した大規模山林火災の鎮圧が発表された。焼損面積は1633ヘクタールで、町面積の約8%に相当する。4月22日の出火から11日目で、総務省消防庁によると、2025年の大船渡市の山林火災に次ぎ、平成以降では国内2番目の規模となった。
平野公三町長はこの日、「消防関係者と現地を確認し『鎮圧と判断できる』との報告を受けた。まだ火種が残っている可能性はあるので、今後も警戒を続ける」と述べた。
山林火災の現場を確認する岩手県大槌町の平野公三町長(左)=2日午前、大槌町
鎮圧宣言後、町役場前には住民が集まり、災害派遣を終え撤収する自衛隊の車列に「ありがとう」などと声をかけて見送った。
近くに住む小笠原弘子さん(86)は「鎮圧でやっと安心して眠れる。民家への被害が最小限で何より」と安堵の表情を語った。